安寧の地

安寧の地

崩れかけた廃車のそばに、落ち着いた様子で寝そべる1匹の猫がいた。近づいても逃げる気配はない。どうやら目は開かないようだ。音だけに反応している。彼、もしくは彼女は座布団大の発泡スチロールを寝床にしているようで、寝心地はなかなか良さそう。体にはハエがたかっているが、それを払う素振りも見せない。ただ、じっとそこにそうしている。しっかりと閉じられた瞳は開くことがなかったけれど、その表情はとても落ち着いていて、幸せそうに見えた。

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一羽
サービス
学校の庭
青空に紅
安寧の地
牙
炎天下
傘、ひとり。
椅子のある場所